飴色で大胆に描かれているのは、
沖縄の伝統の唐草。
唐草はやちむんの中で一番多い柄と言われ、
植物のつたがのびる様子から、
永遠や長寿、子孫繁栄を表しているという、
大変おめでたい柄です。
こちらは、やや淡めのブラウンで、
光の角度によっては、ゴールドがかっても見え、
上品で趣きのあるやちむんです。

手にとって、びっくりするかもしれませんが、
このうつわは、見た目よりもとっても軽いんです。
それは、作り手の與那城徹さんのこだわりで、
日々、使ううつわは、軽いほうが扱いやすい、
との理由から。

もうひとつ、
やちむんのお皿には、ある特徴があります。
それは、「深さがある」ということ。
これは沖縄の食文化にも通じますが、
ゴーヤチャンプルなど、汁気がある料理が多いので、
自然にそういった形状に
なっていったのかもしれません。

こちらの皿も、すべて、ちょっとした深さがあります。
それが、とっても使いやすい。
汁物がこぼれないので、どんな料理にもぴったりです

3寸皿は、醤油や餃子のタレなどを入れるのに、
ちょうどいい深さ。
ちょっとした箸休めや、薬味も、
こんな小皿にこんもりのせると、
まるでお店のように見えます。
7寸皿は、メインの料理用。
平らではなく、少し縁の立ち上がりがあるので、
いつもの料理も立派に見せてくれるのが、
このうつわのいいところです。

大胆に描かれたやちむんが、
ひとつ、食卓にのるだけで、
にぎやかな印象にぱっと変わるのも、おもしろいところ。
いつもの定番メニューも、
一味違うお皿にのせれば、よりおいしく、
格別の味わいになるかもしれません。


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工房：やちむん與那城
サイズ：約Φ9×H2cm
素材：陶器
※作品はすべて手づくりため形状や色味が多少異なります。
一つ一つの個性、風合いとしてお楽しみください。
※電子レンジ、食洗機、直火のご使用はお避けください。