こちらはボウルグラス、という名前ですが、
ボウルとグラスを足したような形状が、
とてもユニーク。
ボウルのように広口だから、
大きい氷もどぼんと入れられます。
そして、グラスのように、
下がシュッと細くなっているので、
とても持ちやすいのです。

おもしろい形なので、
アイス、ヨーグルト、プリンなど、
デザートカップとしても。
花器としても、味わい深くなりそうです。

あまり聞きなれない
アイスカット、というのは、
まるでアイス（氷）をカットしたような、
ひび割れを作る技法のこと。
その名の通り、グラスには無数のひび割れのような
でこぼことした模様が浮き出ています。
これは、グラスを作っている過程で、
熱いうちに、水にどぼんとつけて冷まし、
このような模様を作るのだとか。
ひとつとして同じ模様はない、
世界にひとつのオリジナルです。

こちらのグラスは、
女性の小野田育子さんが作っています。
知り合いのお店の、たまったワイン瓶や、
ジュースなどの空き瓶をとろりと溶かして、
再生ガラスとして使用しているそう。
再生ガラスは
回収した瓶を洗って、乾かして、砕いて…、と
とても手間がかかってしまいます。

大変だけれど、
そうして一から作り上げられた琉球ガラスには、
独特の細かい気泡が入り、
ぽってりとした手なじみのよい質感になり、
どこにもない、あたたかみのあるうつわになります。

女性らしいまろやかなラインのうつわは、
どんな飲みものも料理も受け止めてくれる、
おおらかさがあります。


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工房：吹きガラス工房 彩砂
サイズ：
素材：ガラス
※作品はすべて手づくりため形状や色味が多少異なります。一つ一つの個性、風合いとしてお楽しみください。
※琉球ガラスは耐熱ガラスではありません。熱湯を注いだり、電子レンジ、食洗機、乾燥機のご使用はお避け下さい。
※材質の特性上、また製造工程上、ガラス内部に気泡や表面に極小の黒点が見られる場合がございます。