「見て見て」と言いたくなるくらい、
小さい小さい、こちらの壺。
注ぎ口がついていたら、
醤油差しのようにも見えるサイズです。

でも、まんまるい形なので、
想像よりも中はたっぷり入ります。

小さい蓋にまで、細かく入っている模様は、
昔ながらの伝統技術、飛び鉋（とびかんな）の模様。
茶色の部分が、元々の土の色になります。
道具を使って、ひとつずつ、点で削っていきますが
このように曲線の多いうつわに、
均一に模様が作れるのは、熟練の職人ならでは。

蓋がついているので、湿気も大丈夫。
例えば、塩を入れて、
「塩壺」として、台所にちょこんと置くと、
かわいくて、目が会うたびにうれしくなりそうです。

フライパンやおなべの上で、
塩を瓶からパラパラふりかけると、
どれくらいの量かわからず、味付けに失敗しがち。
でも、この壷から塩をスプーンですくえば、
しっかり目で確認できて、
料理がおいしく仕上がります。

土には調湿効果があると言われ、
塩が固まりにくいのもうれしい。

シュガーポットとして、
お砂糖を入れて、いつものコーヒーのお供に。

実はこの壷、
昔はウルカと言われる
鮎の塩辛を入れるために作られました。
スーパーやコンビニで、
塩辛を買ってきて、この壷で保存しても。

ほかにも、朝ごはんのお供の
しっとりふりかけ、のりの佃煮などを入れて、
そのまま冷蔵庫へ。
朝から、ちょっと贅沢な気分を味わえそうです。

七味やスパイス、
ラー油を入れてもよさそう。
使い道は広がりそうです。

ーーー
サイズ 約 口径4.5＊H8cm（蓋あり）　※蓋をとったときの高さ約6cm
素材：陶器
※作品はすべて手づくりため形状や色味が多少異なります。一つ一つの個性、風合いとしてお楽しみください。
※小鹿田焼は、見かけが頑丈なわりに、熱や火に敏感です。熱湯を入れる茶器セット、湯呑みなどはご使用前に鍋に水と陶器をいれ、一度沸騰させてください。レンジ内での直熱、直燗もお避けください。